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投資戦略動画
9月FOMC、ECB政策決定会合を受けた海外金利の読み方と債券投資戦略
- 9月のFOMCでは金融政策は現状維持、金融政策関連のコメントもほぼ変更なし
年末までにもう一度の利上げを想定。その後は金利水準を1年超に渡り維持しやすい可能性。
- 物価上昇率は反転上昇 → 原油高を受け総合指数は9月にさらなる上昇見込み(石油製品価格は原油価格に1~2か月遅行)
- S&P500構成銘柄のマージンに下げ止まり傾向(ただし人件費増の価格転嫁圧力は継続)
- 米景気のソフトランディングを示す指標の増加(コンセンサス修正には遅れ)
- 政策金利の高止まりを想定するのであれば、10年金利は4%以上の水準を2025年央まで維持か
- 長期(10年超)と短期(3年未満)の安定業種社債投資が引き続き有効か
個別発行体評価
日本特殊陶業(5334)の事業概要と同社株式の長期保有上のポイント
- 日本特殊陶業の株式は、約35万円強から投資が可能。TOPIXに比べ、予想PER、PBR、配当利回り(約4.7%)の点から割安感がある。
- 同社は、株主への利益還元を重視、配当性向40%の方針を示しており、実績配当も過去3年増加を継続している。
- 新車販売のEV化が進んでも、既存の保有自動車が置き換わるには時間がかかる。同社は消耗品を供給するメーカーであり、そのビジネスモデルは自動車メーカーよりもEV化への耐性が強い
入門用動画
日本特殊陶業(5334)の事業概要と同社株式の長期保有上のポイント
- 日本特殊陶業の株式は、約35万円強から投資が可能。TOPIXに比べ、予想PER、PBR、配当利回り(約4.7%)の点から割安感がある。
- 同社は、株主への利益還元を重視、配当性向40%の方針を示しており、実績配当も過去3年増加を継続している。
- 新車販売のEV化が進んでも、既存の保有自動車が置き換わるには時間がかかる。同社は消耗品を供給するメーカーであり、そのビジネスモデルは自動車メーカーよりもEV化への耐性が強い
個別発行体評価
インテル(Intel)の概要と社債投資の評価ポイント
- インテルの信用格付は、Moody’sからA2格、S&PからはA格、FitchからはA-格と高い信用能力は評価されているものの、全格付会社から2023年2月に1-2ノッチの格下げが実施されていた。全格付機関とも格付け見通しもネガティブとしている。
- 弊社では、今後1-2年以内にインテルの信用格付けがさらに1ノッチ程度格下げされる可能性があるがAレンジには留まりやすいと考える。
- 投資対象としては、2年以下もしくは15~20年の社債を推奨するが、利回り水準が格下げを織り込んでいることが前提。
- 一方、株式投資の対象として考えられるのはファウンドリー事業の外部売上比率が大きく成長すると想定する場合のみ。弊社では、自社生産分による生産額は短期に成長するが、他社生産分のシェアを上位6社から奪うことには困難があり、株式投資の前提となる利益成長シナリオには懐疑的。株式投資は必ずしも推奨しない。
個別発行体評価
アップル(Apple)の概要と社債投資の評価ポイント
- アップルの社債は、米国の事業社債の中でも流動性が高く、一般投資家にとっても投資機会となりやすい。株式より社債での投資が効率的。
- アップルの信用格付は、Moody’sから最高格のAaa格、S&Pからは上位から2番目のAA+格と、極めて信用力の高い発行体。
- 米国債投資の代替として考えれば、特に5年超のアップル社債の利回りには相対的な投資価値がある。
- 一方、アップルの中長期にわたる継続的な利益成長シナリオは描きにくい。足元で観測されている株価推移は、中国政府の 政府部門におけるiPhone使用禁止を受けた株価の調整を受けても、ファンダメンタルズからの説明は困難。
入門用動画
電源開発(9513)の事業概要と同社株式の長期保有上のポイント
本基礎知識動画では、株式投資の評価ポイントの一例として、電源開発の株式に関して、主に長期保有上の観点からビジネスモデルの性格をご説明いたします。
個別発行体評価
フランス電力(EDF)の概要とクレジット評価ポイント
◎フランス電力は、通常の電力会社と、原子力発電所製造企業としての2つの側面を持つ。
◎フランス電力のシニア債と永久劣後債の信用リスク要因は根本的に異なる。シニア債の投資リスクは、「フランス政府が送配電網を保有する電力事業者を法的破綻させた場合」にのみ顕在化。過去事例を見ても政府出資企業の法的破綻は避けるようにフランス政府が仲介。米ドル債6%台の利回りに対し暗黙の政府保証を想定し得る。投資を行いやすい。
◎永久劣後債の投資リスクは、「海外(イギリス)での原発建設を予定通りに完工出来ず、賠償請求を受ける」場合に顕在化。フランス電力が、イギリスで建設中のヒンクリー・ポイントC原発を計画から課題に遅れることなく完成させられる、 と考える投資家にとっては、米ドル債9%台の利回りは充分な投資価値がある。失敗すれば、配当停止・コールスキップが長期に継続の可能性。投資家自身による、原発完成能力への評価が重要。
ストラテジー
米国債全般
米ドル建てシニア債のセグメント別市場レート -評価日 2023年9月5日-
8月7日から9月5日にかけての米国社債の市場動向を、2年、5年、10年と利回り水準別に分けて確認。(下記の格付けは、S&Pの債券格付けを参照している)
◎投資適格(IG)社債の動き
- 投資適格の平均利回りは全年限で上昇、社債価格は下落。2~5年では+0.2%以上、10年は+0.15%程度。一方で、スプレッドは2年~5年社債で若干ワイド化(+0.02%程度)したが、利回り変化に比べれば動きは小さい。一方、10年社債のスプレッドは縮小(-0.03%以下)。
- 投資適格で絶対利回りが高かった銘柄は、短期(2年)と長期(10年)で分かれる。短期(2年)の主な高利回り銘柄は、ボーイング(BBB-、航空機)5.82%、ベライゾン(BBB+、無線通信)5.53%、シャイアー(BBB+、医薬品)5.53%など長期(10年)の主な高利回り銘柄は、エンブリッジ(BBB+、パイプライン)5.61%、TモバイルUSA(BBB、無線通信)5.65%、オラクル(BBB、ITサービス)5.74%など。
◎投機級(ハイイールド;HY)社債の動き
- 投機級(ハイイールド)では、短期(2年)の社債利回りはおおむね上昇(価格は下落)。中期(5年)の利回りはおおむね下落(価格は上昇)。ただし、短期(2年)のスプレッドはほぼ横ばい、中期(5年)のスプレッドはタイト化(-0.05%)。主な短期(2年)の利回り上昇(時価下落)銘柄は、BB格ではフォード・モーター・クレジット(BB+、自動車)6.96%、エコペトロル(BB+、石油) 6.72%。主な中期(5年)の利回り下落(時価上昇)銘柄は、BB格では、ペトロブラス(BB-、石油)6.06%、テバファーマ(BB-、ジェネリック医薬)6.89%。
債券市場アップデート
米ドル建て債券市場動向、見通しと投資戦略 -2023年7月末から8月31日まで-
結論:米ドル建て債券市場の見通しと投資戦略
1) 米国内での利下げ可能性への期待感の後退が長期・超長期金利にも影響
→短期金利と長期金利の動きが正常化に向け異なるトレンドを取り始めるなど、米国債相場にも顕著な転換が生じた。
→ビジネスモデルが安定した業態の超長期社債に関する投資の魅力が向上。(例. 銀行、電力、無線通信など)
2) 米国経済の減速懸念の後退により、社債のスプレッドが低下
→市場が織り込む信用リスクを反映した社債の信用スプレッドは全般的に低下投資適格では、利回り対比での銘柄選択を行いやすい(偏りのない)相場B格などの低格付け債の信用リスク懸念は大幅な後退、B格の起債額も大幅に改善
→2025年以降を勘案しても、ハイイールド・ファンドの投資の効用が上がる可能性
3) 相場見通し
→弊社では、米金利の利下げは2024年末以降の後づれと想定。2023末の米10年金利は4.04%、2024末で3.90%とほぼ横ばいの想定
→これを受け、為替(米ドル/円)も2023末で140.4(レンジ130-148)、2024末で137.0(レンジ125-142)を想定
ストラテジー
米国債全般
米ドル建て債券市場動向と着目点 – 2023 年 7 月末から 8 月 31 日まで –
結論:米ドル建て債券市場の見通しと投資戦略
1) 米国内での利下げ可能性への期待感の後退が長期・超長期金利にも影響
→短期金利と長期金利の動きが正常化に向け異なるトレンドを取り始めるなど、米国債相場にも顕著な転換が生じた。
→ビジネスモデルが安定した業態の超長期社債に関する投資の魅力が向上。
2) 米国経済の減速懸念の後退により、社債のスプレッドが低下
→市場が織り込む信用リスクを反映した社債の信用スプレッドは全般的に低下投資適格では、利回り対比での銘柄選択を行いやすい(偏りのない)相場B格などの低格付け債の信用リスク懸念は大幅な後退、B格の起債額も大幅に改善
→2025年以降を勘案しても、ハイイールド・ファンドの投資の効用が上がる可能性
3) 相場見通し
→弊社では、米金利の利下げは2024年末以降の後づれと想定。2023末の米10年金利は4.04%、2024末で3.90%とほぼ横ばいの想定
→これを受け、為替(米ドル/円)も2023末で140.4(レンジ130-148)、2024末で140.1(レンジ128-145)を想定