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# ソブリン
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6月の大統領選挙の結果を受けメキシコペソが急落
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ブラジル国債投資
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アナリスト
ソブリン
6月の大統領選挙の結果を受けメキシコペソが急落
本レポートでは、6月の大統領選挙の結果と、新大統領の政策が相場に与えた影響を分析し、経済の安定性に対する短期的および長期的な影響について考察した。
〇 2024年6月のメキシコ選挙結果 p. 1
- 2024年6月のメキシコ選挙ではシェインバウム候補が圧倒的なリードで勝利した。シェインバウム氏は、2024年10月1日に新大統領に就任の予定。
- 2024年のメキシコ選挙の結果、与党(モレナ-PT-PVEM連合)の議席構成比は(i)上院議員:約64%、(ii)下院議員:約72%。
〇 選挙結果による相場へのインパクト p. 3
- 大統領選挙(6月2日)後、メキシコペソとメキシコ株式は2020年以来最も急激な下落。
- 6月12日までにメキシコペソは10%以上下落。
- メキシコの株式や債券などの金融資産の相場も、大きく下落。
〇 なぜ相場は崩れたのか?与党の政策が関わる経済への脆弱性 p. 5
- AMLO現大統領と与党は、これまでポピュリズム的な施策を進める方針を示してきた。2024年2月に18の憲法改正を含む20の改革案「プランC」を国会に提出。
- 市場が最も懸念しているのは、図表5の(1)、(3)、(4)、(5)などの政府支出を増加させる改革。
個別発行体評価
ブラジル国債投資
本動画では米ドル建てブラジル国債投資の効用について解説します。
◎ブラジルは、米州で2番目(カナダより大きい)のGDP規模を有し、サービス産業も成熟した準先進国。インフレ抑制に成功、先進国に先がけ2023年下半期から利下げサイクルに入る。グローバル・サウスの盟主の一国として全方位外交を実施。国際政治上の存在感も高まっている。
◎格付はBB格だが、GDP規模が一定以上大きい国が戦争以外の原因でデフォルトを起こすことは少ない。レアルと米ドルの利回り格差が縮まる中、為替レートに起因する変動リスクが大きいレアル建て債よりも米ドル建て債での安定利回り確保を推奨。
◎みなし外国税額控除により利金に関する源泉分離課税の還付が受けられる。表面利回り以上に相対的な投資の優位性は高い。
ストラテジー
ソブリン
米ドル建てエマージング・ソブリン債の投資評価 -ラテンアメリカの主要発行体 –
本レポートでは、ラテンアメリカのチリ、ペルー、メキシコ、ブラジルについての外貨建てソブリン債の投資評価に関する弊社の考え方を示す。
ラテンアメリカの4ヶ国への外貨建て(米ドル建て)ソブリン債への投資リスクを評価するために、5つの尺度(対外債務償還能力、経済情勢の安定化・不安定化要因、政治的安定性、海外投資家からの魅力度、格付機関による評価)から各国を比較する。
◎ 参照するソブリン債発行4国の概要 p.1
- 経済状況を見ると、
i. インフレが抑制に転じる中、2023年には、利上げを継続したメキシコ(11.3%)、ペルー(6.8%)の2国と、利下げに転じたチリ(8.3%)、ブラジル(11.8%)の2国で、全く逆の金融政策が実施。
ii. 失業率を比較すると、メキシコだけが2.6%と低い水準。他の3国では、チリ(8.5%)、ペルー(6.8%)、ブラジル(7.8%)と高い水準を継続。
iii. IMFによる2024年GDP成長率予想では、相対的に高いメキシコが2.7%、ペルーが2.7%。相対的に低いブラジルが1.7%、チリが1.6%に留まるとの想定。
- 政治的安定性を比較すると、チリ、ペルーの政治的な混乱は2024年以降も続く可能性が高い。一方、メキシコ、ブラジルでは相対的に安定。
- 外国からの直接投資総額が大きいことは、その国が国際企業により魅力的な投資対象と認識されている、ことを表象。2022年のFDIのシェアはブラジルで41.3%の1位、メキシコが16.9%の2位、チリが9.5%の3位、ペルーが5.6%の6位、といずれも重要な位置を占める。
◎ ラテンアメリソブリンの米ドル建て債投資機会の考え方 p.9
- 上記のほか、ソブリン債の信用格付けを考える上で必要となる、経過年数に応じた累積デフォルトの関係、及び外貨建てソブリン債のデフォルト事例とその傾向についても解説した。
Appendix 1. ソブリン債の信用格付けと、経過年数に応じた累積デフォルトの関係 p.12
Appendix 2. 外貨建てソブリン債のデフォルト事例と、その傾向 p.14
ストラテジー
ソブリン
米ドル建てエマージング・ソブリン債の投資評価 – 中東の主要発行体 –
本レポートでは、米ドル建てソブリン債のうち中東のUAE(アラブ首長国連邦)、カタール、サウジアラビアについての信用力評価の材料となる経済指標を概観する。
◎ 中東ソブリンの米ドル建て債投資機会 p.1
◎ 参照するソブリン債発行3国の概要 p.2
- 純債務/GDP比率が低い(安定している)国は、サウジアラビアの23%、カタールの30%、UAEの45%の順。同比率は各国共2022年に-6%~-13%の幅で急速に改善。
- 経済規模では、サウジアラビアが圧倒的に大きく、UAE、カタールが続く。
◎ カタール国 p.5
- 世界有数の液化天然ガス(LNG)輸出国。国内は政治的に安定。
- 外貨準備高/対外債務比率31.7%は他の湾岸諸国と比較すると高い水準、外貨準備高の対GDP比も21%と比較的高い。
◎ サウジアラビア王国 p.7
- サウジアラビアはOPECのリーダー国でもある。国内統治は頑健であり政治や財政も滞ることなく円滑に運営している状況にある。独自の外交力も示している。
- 外貨準備高/対外債務比率749.2%、2022年の外貨準備高の対GDP比も42%と比較的高い。
◎ UAEアラブ首長国連邦 p.9
- UAEは7つの首長国が連邦政府を構成。実体は、アブダビ首長国とドバイ首長国がGDPの大半を占める。ソブリン債の発行も、UAE債・アブダビ債・ドバイ債の3主体から行われている。
- 2022年の外貨準備金は、対外債務比率では33.1%と諸外国と比較しても平均的な水準だが、GDP比で見ると34%と比較的高い水準にある。
◎ 米ドル建てソブリン債投資機会の考え方 p.11
投資戦略動画
米ドル建て長期債の買い方(米国債・通信業界社債を例に)
- 市況を勘案しつつ具体的な米ドル建て社債の買い方・選び方について、特に、米国債やグローバル通信社債を例に、2~3年間だけではなく10年以上の間長期間安定して保有できる債券はどのような観点で選ぶのが良いのか、具体的な例を挙げてご説明いたします。
- 信用リスクのない米国債では、利下げが想定される中、中長期の市場の動きを勘案した 銘柄選択が重要です。短期の政策金利が下がっても、中長期のアメリカ景気に回復が想定され潜在成長率が高めに想定された場合には、短期ほどに長期の利回りは下がらない可能性もあります。同時に、今は高利回りの短期債だけを保有していますと、償還時に借換えるだけの良い利回りのある債券の投資機会がなくなっている可能性もあります。ここでは、中長期に安定した米国債の選び方を解説いたします。
- また、残存15年~30年の長期の社債への投資を行う場合には、株式のように1~2年の予想利益を見ても意味がありません。ここでは長期間の保有でもビジネスモデルに安定感のあるモバイル通信業界の社債を中心に、どの銘柄が相対的に長期投資に向いているのか、という投資評価の行い方、着眼点などを紹介し、実際に投資可能な社債の中で社債の選び方を解説いたします。
投資戦略動画
基軸通貨建てソブリン債投資の考え方
1.ソブリン債とは
2.ソブリン債の信用格付け
3.グローバルなリスク要因
4.中南米のソブリン例
5.中東のソブリン例
6.アジアのソブリン例
投資戦略動画
富裕層の為のグローバル債券投資戦略
本リサーチ動画では、富裕層の為のグローバル債券投資戦略と題しまして、現在の市場環境を考慮した場合の最適な投資戦略の考え方についてご紹介します。