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米国債全般
米国消費者物価指数(CPI)の見方 (2023年12月分)
- 2023年12月分の米国消費者物価指数(CPI)は、総合指数が11月分の+3.1%から、12月分で+3.4%に反転上昇、コア指数(食料・エネルギーを含まず)が11月分の+4.0%から、12月分で+3.9%とわずかに下落した。いずれも市場の事前予想を上回った。
- 2月以降も前年比で見ると乱高下しやすい項目が存在する(例.総合指数のエネルギー)。ただし、コア指数については、住居費の低下ペースが限定的な中、全体平均を引き下げてきたコモデティ(商品全般)の価格に輸送コストやエネルギー商品価格の上昇に伴う引上げ影響が生じうる。
- 仮に1月末にかけてさらに強気の相場で長期金利の低下が進んだとしても、1/30-31のFOMCと、2月13日の米国CPI公表日後頃を挟んで、米長期金利の下落トレンドはある程度は反転上昇しやすい可能性がある。