動画
Movie
Movie
三菱 UFJ フィナンシャルグループ概要と投資評価ポイント
三菱UFJフィナンシャルグループが発行する債券への投資を検討するにあたり、発行企業の概要から投資評価ポイントまでを簡潔に解説します。
[MUFGの事業概要]
- MUFGはデジタルサービス事業本部、法人・リテール事業本部、コーポレートバンキング事業本部、グローバルコマーシャルバンキング事業本部、グローバルCIB事業本部、受託財産事業本部、市場事業本部の7セグメントで事業を展開する。
- 日本のメガ銀グループで最大の事業規模の金融グループであり、国内のみならず海外で積極的に事業展開し、金融システム上の重要性が高く評価されている。
[MUFGの事業セグメント別の経営状況]
- グローバルコマーシャルバンキング事業本部と市場事業本部とを除いた5セグメントすべてで増収・増益。市場事業本部以外すべて増益。
[銀行の信用リスク評価の方針]
- 本レポートでは、(i)収益力、(ii)環境変化への耐性、(iii)資金流動性のモニタリング、(iv)健全性の4つの観点からMUFGの信用リスクについて評価を行う。
[MUFGの収益力評価 – 評価軸 #1 –]
- MUFGは増収・増益傾向にあり、利益マージンも拡大傾向。収入構造の偏りもなく、収益力はメガ銀グループで最も高い。
[MUFGの環境変化への耐性 – 評価軸 #2 –]
- MUFGでは、通期の営業費用は増加せず。与信関係費用も減少。資本コストを要する伝統的な銀行業務はコストの抑制により収益性が改善。さらに、非金利収入も改善し、市場環境に合わせた最適化を実施。実効的な経営レベルの戦略イニシアチブを加味すれば、環境変化への耐性は最も頑健とみる。
[MUFGの資金流動性とRWAあたりの収益性 – 評価軸 #3 –]
- MUFGは資金流動性の面で3メガ銀グループの中で最も安定している。MUFGのRWAあたりの収益性は、3メガ銀グループの中でSMFGと並んで高水準。バランスシートの拡大が続いているが、総資産の伸びと比較してRWAの増加は抑制されている。
[MUFGの規制資本から見た安定性 – 評価軸 #4 –]
- MUFGのCET1比率は13.5と国内3メガでは最も高い水準。最低所要CET1比率までのバッファも5.0%と国内3メガでは最も高い水準。3メガ銀で最も資本の質は高い。
[MUFGの資本性証券の投資評価]