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ストラテジー
米国債全般
米ドル建て債券市場動向 週次:12月6日まで
[米ドル建て債券相場動向]
- 米国債の長期利回りはさらに低下、10年債利回りは12/6の引けで4.15%に、20年債も4.42%まで低下した。12月に流動性が維持されやすいのは12/13の週までであり、年内の目安は今週中に確定か。
- 社債スプレッドは、低格付け債でわずかなタイト化が見られたが、投資適格債はほぼ不変。国債金利の変動に連動した値動きにとどまっていた。
[相場の見方]
- 足元で、2週続けて金利は反落(債券価格は上昇)。ただし、年末で市場の流動性はしばらく低下。ここからの短期的な値動きには、一喜一憂する必要性が低下。
- トランプラリーの下では株式相場と債券相場に逆相関が観測されていたが、足元では再度資金需給相場に戻ったように両者の相関が増している。2025年1月以降に新規の投資資金が流入すれば、一旦はさらに相関が増しやすい。
- 社債スプレッドの水準が極端に低下する中で、結果として低格付け企業の起債が容易に。短期的には、低格付け債を含め米国事業債のデフォルト・リスクが需給要因から抑制されやすい。短期の低格付け債には投資機会も。
[新発社債の状況]
[米ドル建て社債取引動向]
[個別社債価格の動向]