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ストラテジー
米国債全般
米ドル建て債券市場動向 週次:11月29日まで
[米ドル建て債券相場動向]
- トランプ次期大統領の再選後、いわゆる「トランプ・トレード」に連動して約2か月にわたり価格下落と金利上昇を続けていた米国債券市場は、前週に反転、金利は下落(債券価格は上昇)に転じた。
- 米国債利回りの反転下落が進んだ中、社債の利回り・価格の調整は遅れた。ベース金利の低下を単純に反映してスプレッドは全般に拡大したものの、利回りは国債に連動して低下した。
[相場の見方]
- 株式市場は、増益の継続などのファンダメンタル面での根拠を必ずしも充分に持たない相場上昇を続けている。
- しかし、価格下落と金利上昇が続いていた米国債では、10年債がおおよそ4.5%程度に近づくと、実需が増え、約2か月ぶりの急速な相場反転につながった。
- 今後も不安定な相場は継続しやすいが、年末で流動性が細る前に相場が反転したことで、2025年初以降の相場において金利の上限を意識するための目安が示された、とみることもできる。
[新発社債の状況]
[米ドル建て社債取引動向]
[個別社債価格の動向]