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ストラテジー
欧州債全般
ECBによる金融正常化(引き締め)政策に関する声明と今後の欧州債券相場の考え方
本レポートでは、2023年6月15日のECB声明とラガルド総裁の記者会見内容などを元に、今後のユーロ圏の金融政策の動向と相場予想に関する弊社の考え方を示す。
政策金利については、i) +25bpsの利上げを実施、ii) 7月に金利を引き上げる可能性が高い、iii) その先は経済データ次第、iv) 証券保有残高については、APP保有分を7月末以降に月あたり約150億ユーロの減額、v) PEPP保有分は、2024年まで再投資による残高維持方針。全体的な金融政策戦略とスタンスとの整合性を確保。
ラガルド総裁は、2025年に2.2%のインフレ目標を達成するには、さらなる利上げが継続して必要との見解。インフレのさらなる上振れの可能性にも言及。