とっつきにくい金融用語について、クイズ形式でご紹介します。
今回は、6/26に開幕した「ECBフォーラム」からの出題です。
問題
欧州中央銀行(ECB)の年次フォーラム(ECBフォーラム)は、毎年、ポルトガルのシントラで開催されます。
以下のうち「シントラではない」写真はどれでしょうか?
1.
2.
3.
4.
正解:3
1. ペーナ宮殿(シントラ)
2. レガレイラ宮殿のらせん階段(シントラ)
3. レーマー広場(フランクフルト)
4. ムーアの城跡(シントラ)
3番はECBの本部がある、フランクフルトの写真でした。4番は中国の「万里の長城」みたいですよね?
シントラは、ポルトガルの首都リスボンから電車で40分のところにある保養地です。少し涼しいので日本で言うと軽井沢でしょうか。こんな素敵なところで毎年会議をするなんて、さすが欧州中央銀行って感じですね。
ところで、ECBの年次フォーラムでは世界経済や金融について幅広い議論が行われるためEU以外の専門家も多く招待されます。
例えば、2023年6月のECBフォーラムには、ラガルドECB総裁のほか、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長やイングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁も出席しました。
もちろん、われらが日本銀行の植田和男総裁も出席し、中央銀行総裁の公開討論会に臨んでいました。
植田総裁は、通常は半年から2年とされる金融政策が実際に効果を発現するまでの期間を問われると、「私が日銀審議委員を務めた25年前も、政策金利は0.2%~0.3%だった。期間は少なくとも25年のようだ」と述べ、会場は大きな笑い声に包まれたそうです。
(出所)日銀の植田総裁、初の海外討論会でジョーク連発…欧州の記者「話が面白い」と興奮 : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)
これまでの日銀総裁より機転が効いて親しみやすい印象を与えたようですね。